医王山
平成21年(2009年)10月4日 |
平成28年(2016年)2月7日 | 令和4年(2022)11月6日 |
初めての山 | スキーには向かない山だった | トンビ岩周回 |
令和5年(2023年)11月9日 | ||
石川県側から |
2023年11月9日
石川県側からトンビ岩周回
今回は昨年登らなかったトンビ岩を通過することを目的に山行。
石川県側のビジターセンターから行ってみることにした。昨年は金子登山口からの入山だったが、
下りの梯子坂が難所だった。登りは午後からでもあり日も当たり乾いているので良いのだが、下りは気を使った。
急傾斜で土壁の溝を滑り落ちる感覚だった。足元が朝露で濡れているので、尻もちをつきながらの下りであった。
その様な訳で今回はそこの通過を止めて石川県側からのルートを選択。
ビジターセンターからのスタートとなったのである。
くねくねと長い山道の奥にポツンと開けた大地があって、大きな三角の建物があった。
管理人が居てアドバイスを聞いた。
土日は5時まで、平日は3時まで滞在すると言っていた。
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(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。) |
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10:00 スタート) |
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(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。) |
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10:44 大池に到着 |
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池の縁から見上げる |
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逆光の中に浮かび上がる小島トトンビ岩 |
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11:00 トンビ岩の取りつき地点 同行者の確保でロープを出したりしたので時間が3倍かかった。 12:24 トンビ岩の山頂 |
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トンビ岩でのスナップ |
12:55 尾根上で遅い昼食
13:38 下り始める
14:00 大池に戻る。管理人が軽トラで休憩所の清掃に来ていて、少し話す。
14:42 ビジターセンターに戻る。
今朝来た山道(最短ルートはやめて)ダムサイトまで行き国道を戻った。
途中、ぬく森の郷 温泉に浸かり着替えて帰宅。
トンビ岩登らず周回()トンビ岩偵察のみ)
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砺波方面から県道27号線を金沢方面に向かうと法林寺温泉がある。 その先で右折して細いわき道に入る。車が一台通ることが出来るアスファルト道路。 くねくねと山道を行く。県道のトンネルの上を跨いで[医王権現?のある国見ヒュッテに向かう。 国見ヒュッテの前方は砺波平野が一望できる最高のスポットだ。 一段下には、バンガローが二軒、尖がり屋根を見せている。 そこに立ち寄り情報を貰う。 |
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管理人さんが大変親切な方で、立ち寄る人々に無料でコーヒーをサービスしてくれる。 これから向かうコースを聞くと、ガイドマップを渡してくれその説明もしてくれた。 下調べもそこそこに出かけたがその説明を受けて安心してスタートが切れた。 トイレの利用も可能 |
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そのヒュッテの先、朝霧峠方面に向かうと10台近く停車可能な登山口がある。 既に6台の停車があった。 金山峠登山口である。 9:11 そこから三千坊山を左に国見平の水平道を大きく回り込むと梯子坂の急坂に出る。 梯子坂と呼ばれるだけあって急斜面の下りだ。、溝になった階段状の斜面をロープにつながりながら滑らないように注意して下る。 |
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9:57 下りきると沢に出る。 この沢の下流に三蛇滝がある。 気持ちの良い渓流だった。 この上流にもルートが伸びているのだが (今回は周回の最後にこの沢に下って来た。) |
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そこから川に沿って、岩壁の片斜面に付けられたルートを行く。カニの横這(よこばえ)と呼ばれている。 川底よりも15m〜20m位の高度を保ちつつ、鎖が付けられている。 濡れていると足元が滑るので要注意! 約70m位続く。 |
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しばらくで、トンビ岩へ登るルートに出会い、なおも少し行くと大池と三蛇滝への道に合流する。 10:29 ここに合流すると人の往来が多いのでこちらがメインルートだと感じた。(石川県側のビジターセンターからの) 右折して下り、三蛇滝へ向かう。 10:32 最下点の川原に広場があり、振り返ると滝だった。 日が差し込むのを少し待ち、写真を撮って引き返す。 |
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10:59 引き返すと大沼、。開けた大池平に休憩小屋があり。 奇麗なトイレもあった。 池の見える広場の周囲には数か所にベンチがあった。 紅葉見物の小さな子供連れの家族や 多くのハイカーが行き来する。 案外気軽に来られる場所と感じた。 |
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小屋の中にテーブルとベンチがあって、多くの人が憩いでいる。 11:00 私達は日の当たるベンチをテーブルに、携帯した折り畳み式にイスに腰を下ろした。 日影は風が冷たく上着を着なくてはならないほどに冷える 紅葉を見ながら昼食タイム。 |
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小屋前は大池。湖面が日を受けて輝いている。 紅葉した景色を水面に映している。 |
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開けた風景で秋色が満開 |
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上を見上げると、黒くトンビ岩が見えた。 |
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11:58 食事後、 12:25 白兀山へのルートに登り返す。 12:35 尾根に出てから方向を変えトンビ山山頂まで行く。 途中にナカオ新道分岐がありその先にも沢に下る分岐がある。 写真はその山頂から、先ほどまでいた大池を撮る |
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大池。 写真を撮っているとトンビ岩を登ってくる人が下に見える。 数組が登り付き(怖かった〜)と言って通過してゆく。。 |
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12:49 ナカオ新道分岐手前にある下降地点まで戻り尾根を下る。 分岐には上級者向きと書いてあるが、問題点は無かった。 あまり往来が無いので足跡不鮮明であるが、沢まで下る一方である。 13:04 沢に出ると水も少なくく飛び石伝いに沢を下る。 100m位で梯子坂への登り口だった。 (水量の多い時には対岸に迂回ルートがある) 川の中に大岩があり目印もあった。 |
後は 今朝来た道を登り返すだけ。さすがに急斜面。ロープを掴みゆっくりしたぺースで戻る。 しかし、朝よりは日が当たって乾いており、スリップの心配は薄かった。 14:04 車に戻る こうして初めてのコースを周回することが出来た。 帰りに国見ヒュッテに立ち寄り、今朝の御礼と報告をして帰宅。 |
平成28年(2016年)2月7日
平成28年(2016年)2月7日
祖谷登山口から
参加者11名
毎年会の冬山山行で登っている山で、医王権現の下にある避難小屋までの短いルートである。
ここには薪ストーブの避難小屋があるので、天候が荒れても安心して滞在できるので人気がある。
。私は一人スキー板を履いて出る。
はじめて会の山行に参加したが、全く山スキーには向かない山だった。
今回も地元福光山岳会が登っておられて、遅れて着いた私たちは外でベンチを作って輪になった。
幸いに天候も良くて快晴だった。見知った友人がいて互いの料理を交換などして大いに盛り上がる。
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10時頃に登山口の祖谷へ着いた。 すでに喫茶店の駐車場には4台の車が停車していた。 会の仲間も2台に分乗して到着した。 林道の先へ順に並べてスタート。 20センチくらいの新雪でまぶしい林道を登り始める。 ほぼ夏道通りで上部だけ右の急斜面を登る。 杉林を越えて40分位登ると砺波平野が眼下に見事に眺められた。 |
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最後の急斜面を登り切ると平坦になり尾根に出た。 標高648mで尾根をたどると五万石道路の医王権現 に出る。 その方向に100m位行くと避難小屋があって、先着いていた仲間が小屋前にピットを掘っていた。 私は藪の急斜面を大汗をかいて大苦戦。一部板を担いで登るがまるで木登りだった。皆に10分程遅れて到着。 646m地点の避難小屋 |
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11:40 早速宴会開始。 砺波平野が見事に眺められてロケーションは良い。 いろいろな食材が雪のテーブルの上に並ぶ。 早速乾杯! 小屋の中で大汗で濡れた衣類を乾かすのにしばらくストーブの前で暖を取る。居合わせた福光山岳会の皆さんとも会話が弾む。 再び皆のところへ戻り充分に食べて、おなかを満たす。 |
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12:50 頃合いを見計らって皆より一足先に藪山を下り始める。 気温が高く腐った雪と急斜面で足元が崩れて一緒に滑り落ち 2度ほどひっくり返る。 全く滑りにならず、雪に隠れた木のつるに注意してキックターンの連続。 13:50 やはり1時間近くを費やして何とか戻った。 |
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車に戻ると周囲の雪も溶けて路面が出ている。 喫茶店も営業しているのか室内灯が見えている。 |
華山温泉に向かったが、日帰り入浴はお断りだった。仕方なく福光スマートインターから自宅に戻った。
平成21年(2009年)10月4日
平成21年(2009年)10月4日
県西部で未知の山であった医王山。
その名前は良く耳にしていたのだが、これまで機会がなかった。
ルートは色々とあるようで石川県側からの方に登山基地らしき所があるようだった。
しかし今回は冬場のリフト利用も考えてスキー場から入ってみた。
福光、イオックスアローザスキー場横からリフトに沿ってスキー場の上部へ向かうと、ゴンドラ駅がありさらに
その上にリフトの終点降り場があった。そこが夕霧峠。富山県と石川県との県境である。道はそのまま石川側
へ下る物と尾根沿いに福光へ下る物と分岐している。
下のスキー場周辺を除けば、峠を境に西側の石川県側が手入れが行き届いて居るように思えた。
散策路も石川側に多く見所があり、アクセスも良いようだ。
そのこともあり車で気軽に山頂に立てるのでさすがに賑やかであった。多くは金沢から来ていた。(石川ナンバー)
この日は県から委嘱された調査員が至る所で入山者数の調査をしていた。
さて、買い出しの為、コンビニを探しながら寄り道をしながらスキー場に着いた。
スキー場は広い駐車場と赤い屋根のバンガローやケビンなどカラフルな建物が建ち並び明るい高原だった。
奥の駐車場はジムカナー(車のドライブテクニックを競う)の場として解放されていて、タイヤのスリップ音が響いている。
温泉や、管理棟など、ヨーロッパ風の洋館が一際目立つ傍らに、鮮やかな緑の広い芝生広場と色とりどりに植裁された
草花がきれいだった。
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10:23 スキー場のリフトに沿ってぐんぐん高度を上げて 行くとキャンプ場があり、さらに登ると夕霧峠に 着いた。快晴の空で眺望もよく石川県側と砺波野 がよく見える。 峠には展望台とトイレ、無人の休憩所があり すでに10台近くの車があちこちに停車していて 山頂に向かう人々も行き交う。 金沢から1時間30分で来たというサイクリングチームも 登ってきていた。 |
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奥医王山が見えている。 大きな看板にルート図があり 歩いて30分程の行程だ。 次回の偵察程度に考えて来たのだが ここまで来たら登らんにゃ!と思い直す 登山靴に履き替え、山シャツに着替えて出る。 登山道は疑似木の階段が続き どろどろの湿地も幾つかある。 紅葉にはまだ早くやや色ずく程度 |
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10:33 大杉の休憩点 中間地点に広場があり金沢方面が開けている 中年の夫婦らしい二人連れが多く行き交う |
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10:48 奥医王山山頂に着く 7.〜8人位の人が居て話をしていた。 山頂には鉄の櫓があったが眺望は今一だった。 しかし槍ガ岳ははっきり確認出来た。 ここにも調査員の青年が居て、おばさま達から 色々と食べ物を頂いている。 |
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小さな祠が、人目につかぬように祀られていた。 次々と人の往来がある中で、腰カゴをつけた 二人組が登ってきた。私より少し遅れて 登り始めた方だったが、ガゴの中にみずみずしい 苔が入っていた。名前を聞いたが忘れた。 毎年、苔の知識を得たいと思うのだけれど〜 少し休憩をとり、来た道を引き返す |
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11:26 登り口の夕霧峠に戻る 右側にスキー場と砺波平野 正面は休憩舎と百万石道路 奥へ進むと医王権現と国見平方面 |
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そこから見下ろすとのびやかな高原が眺められた 一旦車に戻り、昼食と水を積め直し白兀山に向かう。 石川側へ出た尾根の3つのこぶ山の真ん中に ある山だ。同じく30〜40分位だとも。 それにしても快晴の良い天気だ! パラパラと人に出会う山道。トンビ岩方面の分岐地点 には『初心者には向きません』と書いた看板があった。 後で調べると難所らしい所だ。 |
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12:12 白兀山 山頂 着くと、以前中日新聞で記事になった、老婦人が 登っておられて今、下るところであった。 本人に聞くと今年は82回目?だ〜と言って さっさと行ってしまった。 後に残った中年男性が盛んに安全確保の話を 他の登山者に話してる。 聞いているとそのおばあさんの息子であるようだ。 自分は世話をしているうちに山が好きに なった、と言って色々話して下っていった。 ザックにはザイルと確保用具が見えていた。 |
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その白兀山にある展望塔にある方位版 |
30〜40分位山頂で過ごし、食事をして戻った。今回はビール無し、したがって昼寝なし。
ここにも調査員がいて、どこから来てどの方面に向かうかメモを取っている。
同じルートを車に戻り、再び着替えて百万石道路を下り、医王権現に行くと、広い駐車場と休憩舎があった。
尾根の端にあるので、砺波平野が見事に眺められた。遠くは富山湾や二上山などにも目が行く。
ちょうど順光なのでパノラマ画像を見ているように広大な眺望で、すごく感動させられた。
ちょうど芝生広場もあって、こんな所でテント泊出来たらいいだろうな!
最高なシュチエーションだ、朝日夕日と夜景を見ながら一杯飲むは最高!だろう
(そこへの途中で鳶岩方面に行く登山道(駐車5.6台)と平地がある。)
そこから先はガクンと高度をさげて、富山県側に下り始める。この医王権現までは人々の往来もあるがここから先は
あまり手入れが良くなく、両脇の草が道幅を狭めていた。道は医王山トンネルの上を越して福光方面に下り始めると
幹線に合流する。すぐに右手に法林寺温泉があった。帰りに ささら館に寄り、白エビのソフトクリームを食べたが
私の味覚でその味は良く理解できなかった。
さて、今回は行き当たりばったりで、とりあえず一度は登った。がしかし何か物足りない感じがした。やはり
核心部の鳶岩あたりへ行っていないからだろう。次回は権現様の展望台の横でテント泊して、三蛇ガ滝とトンビ岩
を周回したい物である。 残雪期の参考にはなった。