直線上に配置

   四阿山2354m 百名山

 2018年10月23日(火)
菅平牧場から根子岳周回

2018年10月23日(火)

前日、浅間山から下山後、高峰温泉で入浴。そのまま池の平湿原を通り越して、地蔵峠の湯ノ丸スキー場に出た。
そのまま北へ下り国道144号からもう一つの登山口である鳥居峠口を越えてここへやって来た。
夕方4時頃であろうか?
牧場のずっと手前の入り口にプレハブの料金所があり、「ただ今留守にしていりますので料金を箱に入れてください」
一人200円。と書いた無人の小屋があった。

そこから直線の道路を進むと階段状に第3、第2、第1と左側に駐車場が並んでいた。
最上部の第1駐車場へ車を入れた。10台位の車があった。

道路を隔てて売店と休憩室が併設された小屋がある。その上には公衆トイレ。
店を覗くと下山者が数名ソフトクリームを食べていた。品数は少なく、カップラーメン位で飲み物は自動販売機を利用。
ここは牧場なので牛乳はもちろんあった。

下山者に情報を聞くと、根子岳からのルートは鞍部からの登りが笹林の急登で滑りやすいので良くないとの事だった。
他のグループの人も同じように語ってくれた。

要は四阿山からの下り斜面300Mの問題と、後半の登り返す高低差200Mもあるのだろう。

下山者の助言を受け入れて左回りで周回。
最初の1時間は迷走したので参考にはならない。
  23日
夕方4:30頃の風景。 沈む夕日を見ながら夕食の準備
売店横の水道で水をもらってきた。

結局誰もいない単独での車中泊だった。
朝、ゆっくりしていたら。たちまち車が来て満車状態。
慌てて、身支度をして出かける。

7:15
地図を頼りに10m進むと直ぐに牧場の作業道に地図上のルートが続いている。しばらく進むと全く踏み跡もなくなってしまった。ルートミスではなく、別にルートが作られたようだった。
それでも地図に従いなおも進むと谷に降りるべき所の境目が鉄条網で仕切られて行き止まり。

おかしいと思いながらも、気持ちを切り替えて今度は根子岳へのルートに近づこうと高度を上げた。しかし今度は藪に阻まれて消耗が激しい。

これでは迷走だ。一旦休憩し、落ち着いてGPSで現在地を確認した。しばらく鉄条網に沿って戻りつつ先ほどの、ルートがあったはずの鉄条網の先へ出てみることにした。
GPSで谷の底を通過している筈のルートの最短で柵を乗り越えた。
急斜面の谷を100M位滑り降りると谷川に出た。
そこは素晴らしい紅葉の世界だった。
付近にはルートらしい物は無かった。

それでもGPSの指示に従い、川を乗り越して対岸に登り着くとそこにはしっかりした登山道があった。ぴったりだった。

7:59
約40分のロスであった。

下山後、調べてみると、スタート地点の約100M先に登山道の入り口があったのだ。でも地図上にはなかった。
現地確認を怠った罰だった。

しかし登山地図上にはしっかりした登山道を示すトレースがあるのになぜ?
8:40
小四阿。
クマザサとカラ松の樹林帯を抜けると岩山の尾根道となった。
振り向いて見下ろす。なだらかな尾根道が続く。
見晴らしも良くなった。
10:50
根子岳との分岐(山頂まで700M先とある)
少し進むと山頂が見えた。
最後の木道を登る
10:00
四阿山 山頂2354M
4〜5人の先行者。

ここは群馬県嬬恋村だった。
少し尾根を進むともう一つ祠があった。

一旦戻り、風の避けられる岩陰で、湯を沸かしてカップヌードルでお腹を満たす。
岩陰の反対側を見降ろすと、次に向かう根子岳が見えた。

なにやら爽快な草原に見える。ここよりは少し標高が低い
10:50
分岐に戻り、下り始める約300Mの下り
クマザサの急斜面は足下が滑るので用心深く降りた。
途中からブナ林とシラビソの森となった。
11:18
最低鞍部(大スキマ)2039m
風衝地帯なのだろう高い樹木が見あたらない笹藪。

爽やかな草原だ。その中をルートが見えている。

約200Mの登り。

登り始めると大岩がせり上がってる。

風が強いので一気に冷やされる。
その岩を巻いて登山道が続いているが、ちょっと寄り道をした。
少し回り込んで岩を登ると大きな岩が積み重なった岩山のテラスに出た。
すごい高度感である。

風が強いので岩に掴まりながら怖々岩の上に立った。

思わず身震いするほどの緊張感だった。
ルートに戻り、大岩の間を縫って進むと崩壊地の先に山頂が見えた。
左側は崩落の後が痛々しくむき出しの荒れ地だった。
風の強い中、山頂へ
10:50
2207Mの山頂
平たい岩が積み重なった平坦な山頂であった。
ここも風が強くて長く居られなかった。直ぐに下山にかかる。

下る方面は見事に眺められた。
中間地点からは白樺とクマザサのコントラストが目映い
良い雰囲気のルートだった。
12:44
東屋に到着
長い下りを淡々と戻ると、見晴らしの良いところにちょっとした休憩場所があった。
牧場や周辺が眺められて気持ちの良い所だった。

13:00
登山口に戻った。
見えているのは公衆トイレで、道を隔てて売店がある。

やはり売店に寄って、牛乳を注文した。

14:00頃自宅に戻るため牧場を後にして、佐久平を下り、三才トンネルを抜けて松本に出た。そこからは通い慣れた上高地線で平湯を経由して
18:00時頃富山に戻った。