鹿島槍と爺ガ岳
2000年8月 | 2001年5月16日 |
鹿島槍が岳 | 五月の爺が岳 |
2001年5月16日
2001年5月16日
五月の爺が岳
平成12年5月16日単独にて。
前日夜に糸魚川から扇沢入りし仮眠。路面に雪は無し
夜間はさすがに寒い。明け染まるこる頃少し戻り登山口に駐車。
やや明るくなった(5時ころ)に車を川の横に止めて
、夏道を1時間あまり登ると、所々に雪のブロックが
道を塞いでいる。谷が見通せる所までくると夏道が
(柏原新道)尾根からの突き出た雪で埋まっている。
しかも急斜面。ちょうどそこに、冬道への迂回ルート
が指示されていたのでそれに従った。尾根への登り
だった。
(写真は)冬道への迂回ルートから扇沢と針ノ木岳残雪に足をとられて格闘しながら何とか尾根に出る。
そこは雪も無く快適な尾根道だった。2時間あまりを登ると、尾根の横に張り出した
大きな雪庇が現れた。
森から出て、アイゼンを利かせて快適に登った。
幅10M位で安定している。
(写真)見えているピークがジャンクションピークジャンクションピーク
ちょうど中間地点にある広場。
黄色い案内標識があった。
後方は針ノ木岳に続く尾根爺が岳(南岳)につながる尾根。新雪がまぶしい。
前日に新雪が降ったので黄砂が、真っ白に隠れた。
夏道が出ていたので登りに使い、帰りは右側の
雪渓を降りた。
尾根を上るにつれて左側の後方に、剣岳の
頭が見えてきて、気は焦るのだが足がついてこない。
雷鳥が先導してくれたが長い尾根だった。
2時間あまりの登りで爺ガ岳についた。
10時。しかしその甲斐もあって
誰も居ないすばらしい空間が用意されていた。
昨夏のここでの休憩を思い出す。
(爺ガ岳南峰)鹿島槍ガ岳 爺ヶ岳 種池小屋と剣岳
頂上で360度の展望を1人の物とした。
誰もいない!
晴れた日の尾根歩きは最高!
(尾根の中央に小さく種池小屋が見える)種池小屋と剱岳
下山はゆるんだ雪の上を膝まで埋まりながら、エスカレエーターのようにずり下がってきた。
時々腰のあたりまですぽっと落ち込んだりしながら、3時間ほどで車に戻った。
今回のこのルートでのポイントは、夏道から尾根道に移る際に林の中のぐさぐさの、まるで
落とし穴のような残雪がありアルバイトを強いられること。
今ひとつは、柏原新道側の急な斜面を横切ることになるので、安全のために出来るだけ
樹林帯(尾根に近い部分)を通過したい。
さて、車の周りでは猿の一団が私を無視するように盛んに木の枝や河原で餌を探してい
る様子だった。折しもぽかぽか陽気で若葉の新芽が膨らみ始めたころだった。
後は薬師の湯で露天風呂につかり帰路についた。
2000年8月
2000年8月
鹿島槍が岳
友人を誘って初めての山に出かけた。富山から糸魚川〜大町〜扇沢
一日目=柏原新道から種池小屋〜爺が岳経由冷池小屋泊。
二日目=荷物を小屋に預けて布引山〜鹿島槍ヶ岳往復〜大町薬師の湯〜帰宅
当初単独で冷池でのテント山行を計画していたが、友人から同行を依頼されて小屋泊りに変更。
大町のコンビニ横から扇沢へ近道を行く。
扇沢の手前に川がありその橋の手前に柏原新道の登山口がある。
近くの広場に停車してスタート。 多くの登山者が連なって行く。
登山口を示す看板に自転車をくくりつけている青年がいて同時にスタートしたが、
私達が種池小屋に着く前に戻って来た。聞くと爺が岳(南峰)まで行ってきた〜と言って軽快に下って行った。
種池小屋から爺が岳南峰への登りは辛かった。山頂からの剱岳方面を見た。剱岳の裏側からは対称形で印象に残った。
赤岩尾根との合流点を過ぎて下ると鞍部にはコマクサの群落が見られて感激!
大学山岳部の団体コーチが「標高差100M 30分頑張れ!」〜檄を飛ばしている。
小屋には3時前に着き、キャンプ場へ行き剱岳をバックに写真を取り合った。
翌日は荷物を小屋に預けて鹿島槍が岳を往復。折角の山頂ではガスが掛かり視界もなく残念だった。
爺が岳南峰に戻ると、時間に余裕が出来たのでコーヒータイム。
帰路大町にある薬師の湯につかり着かえて帰宅。